自働化(≠自動化)

TPSの中心にあるのは、「徹底的なムダ排除による原価低減」の基本思想です。
自働化は、ジャスト・イン・タイム(JIT)と並んで、この基本思想を貫くトヨタ生産方式の2本柱のうちの1つです。

人間の知恵を付与することで不良品を生産しない「ニンベンのついた自働化」

異常発生時にその場で直ちに機械が止まる仕組みで、動きだけでなく品質の良し悪しや異常を判断する人の働きを機械自体に盛り込んだのが「ニンベンのついた自働化」です。
つまり、不良品を検査で発見するのではなく、そもそも生産上の大きなムダである不良品を作らない仕組みになります。

機械が異常を自動的に検知した場合、その内容を迅速にライン管理の担当者に通知します。ラインはこのタイミングで止めます。その後の対応は担当者が原因究明にあたります。このような改善活動を行えば不良品の発生を抑え、品質を向上させることが可能です。

自働化のメリット

・生産性の向上
・人件費の削減
・品質の安定
・不特定要因の排除

自働化を導入するには、 まず誰がやってもムラがなく同じ作業になるように作業を平準化した上でその作業を機械化します。これによって、作業は簡単な仕組みで機械化する事ができるため、メンテナンスの費用・時間も低減できるようになります。
そして、 異常が起きた理由が突き止めやすい環境であることや、環境改善のできる知識、技能のある人員が配置されていることなどが求められます 。

自働化は異常が発生した時の原因究明や再発防止対策も強化でき、生産性向上につながるため、製造現場だけではなく業種を問わず他のマネジメントにも応用できます。

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